2011年3月11日(金)「しんぶん赤旗」
米軍低空飛行中止求めよ
民主団体など 岩国市長に申し入れ
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山口県岩国市の労働組合や民主団体などでつくる「住民投票を力にする会」(井上忠代表)は10日、岡山県津山市で2日に発生した、米海兵隊岩国基地所属の米軍機2機による低空飛行により土蔵が倒壊した問題をめぐり、福田良彦岩国市長に対し、米軍に低空飛行の中止を求めるよう申し入れました。日本共産党の松田一志県議予定候補が同席しました。
「岩国基地所属機による事件であり、岩国市においても同様の事件が起きる可能性もあることから、岩国市民として看過できない」として事件の内容を正確に把握し、市長の見解を市民に示すこと、低空飛行訓練を直ちにやめるよう米軍に求めること―などを要請しました。
応対した村田光洋基地政策担当部長は「情報収集をし事実確認をしたうえで、県と協議して適切な対応をしたい」とのべ、低空飛行訓練の中止については「毎年、渉外知事会を通じておこなっている」と答えました。
松田氏らは「市として、岩国基地に直接問い合わせしたり現地調査をするなど、もっと積極的な対応をとるべきだ」と強く迫りました。