2011年3月8日(火)「しんぶん赤旗」

福祉の改悪を阻止し地域経済で共同広げる党を

和歌山 市田書記局長が訴え


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(写真)市田忠義書記局長が訴える日本共産党演説会=7日、和歌山市

 いっせい地方選挙で、県議現職4議席を絶対確保し5議席をめざし7日、和歌山市で日本共産党の市田忠義書記局長を弁士に演説会が開かれました。平日の夜にもかかわらず、会場は満杯になりました。

 県議選和歌山市区のふじい健太郎、おくむらのり子両県議はそれぞれ、「県内中小・地場産業支援へ、住宅リフォーム助成制度を創設します」「31年の看護師経験から、誰もが安心して住めるまちをつくります」とあいさつ。同市議予定候補6人が決意表明しました。

 大きな拍手に迎えられ登壇した市田氏は、国政の問題に触れたあと、県政問題に言及。高すぎる国民健康保険料について同市では、所得200万円、夫婦子ども2人のモデル世帯で保険料は43万6820円になり、中核市のなかで3番目の高さだと指摘しました。

 これを引き下げるために国が削ってきた補助を元に戻すとともに、県が市町村国保の引き下げを応援することが求められると強調。カゴメなどが設立した「加太(かだ)菜園」の借地料の5倍、年1・8億円の肩代わり、住友金属和歌山製鉄所埋め立て地沖の防波堤工事300億円などムダ遣いをやめ、県民の福祉や住宅リフォーム助成などに回すよう訴えました。

 「ムダ遣いを正すには、県民の声を県政に反映させる日本共産党の議席が必要だ」とのべた市田氏。重度障害者や1人親家庭の医療費無料制度の一部自己負担、67〜69歳の医療費1割負担の廃止を、各種団体と力を合わせて実施させなかった党県議団の値打ちを紹介。森林と林業、地域経済の立て直しで幅広い人たちとの共同が生まれていると話し「何としても全員を県議会に押し上げてください」と力を込めると、会場は万雷の拍手に包まれました。





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