2011年3月7日(月)「しんぶん赤旗」
ムダなくし願い実現の県政へ
市田書記局長が訴え
奈良、大和高田
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迫る奈良県知事選と県議選(ともに4月10日投開票)の勝利へ6日、日本共産党の市田忠義書記局長を迎えた演説会が大和高田市の駅前の街頭と奈良市内の2カ所で開かれました。
「あったか県政をつくる会」の北野重一知事予定候補は、「予算を暮らし応援に抜本的に変える」と強調しました。2人区の同市区で挑む太田あつし県議予定候補が「市民の願いをまっすぐに県政に届ける仕事をさせてください」と熱意を込め、北葛城郡区の今井光子県議は、「スジを通してものいう共産党こそが県政を動かす力だ」と、支援を呼びかけました。
奈良市では、山辺郡・奈良市区の山村さちほ県議と小林てるよ予定候補、生駒市区の中野あけみ県議、大和郡山市区の岡林ふみ子予定候補が訴えました。
市田氏は、民主党政権の行き詰まりの根本に何があるのかと提起し、高すぎる国民健康保険料や環太平洋連携協定(TPP)など国の悪政を打開する方策を示しました。
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「暮らしを守る防波堤」であるべき県政に話を進めた市田氏。国保問題で現県政が狙う「広域化」で県民負担増になるのとは正反対に、共産党県議団は国保料引き下げへと予算組み替え提案をしたと紹介しました。
なぜ、そんな提案ができるのか――。
市田氏は、ムダな巨大開発を強行する現知事や自民・民主・公明各党の「オール与党」とたたかってきた県議団5議席の値打ちを紹介しました。平城京の地下を通る総工費1800億円もの高速道路は、昨年9月に知事が計画断念を表明。学研高山第2工区開発計画(生駒市)も断念。市田氏は、党県議団の主張通りになったこれらの実績が提案力となり、県内市町村での医療費助成制度の拡充につながったと報告すると、大きな拍手が寄せられました。
ムダな海外視察の中止など議会改革も進めてきたとし、「県議5議席以上へ、何としても押し上げてほしい」と力を込めました。
4月24日投開票の後半戦予定候補者らも紹介されました。
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