2011年2月10日(木)「しんぶん赤旗」

行き過ぎた大企業減税見直せ

消費増税中止を要請 首相らに「なくす会」


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(写真)内閣府の担当者(手前)に要請する内田事務局長(右から3人目)ら全国の会役員=9日

 消費税をなくす全国の会の内田敬二事務局長ら役員は9日、菅直人首相と与謝野馨経済財政担当大臣宛てに、国民の暮らしと中小企業・個人商店などに甚大な打撃を与える消費税の増税の中止を求める要請をしました。

 内田氏らは、内閣府で要望書を担当者に手渡し、社会保障財源を名目に導入された消費税は大企業の減税の穴埋めに使われたのが実態だと指摘。「国民の暮らしも中小企業の経営もぎりぎりの状態に追い詰められている。そんな時に消費税をあげるのは認められない」と述べ、大企業への行きすぎた減税の見直しを求めました。

 要望書では、政府は法人税5%引き下げで大企業に減税する一方で庶民に負担を強いる消費税増税を押し付けようとするのは「断じて容認できずただちに中止を求める」としています。





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