2011年1月31日(月)「しんぶん赤旗」

列島だより

ストップ消費税増税

私たちの声で


 菅首相は、消費税増税をやる気満々です。かつての自公の「税と社会保障の一体改革」という名分を借りて…。導入22年の消費税に、草の根で反対運動をすすめてきた、「消費税をなくす会」「消費税廃止各界連」からのリポートです。


手作りニュースで「反対」じわじわ

高知市一宮東 なくす会

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(写真)「消費税増税反対!大いに興味あります」と署名する男性。左は金子さん=17日、高知市

 「消費税をなくす高知市一宮東(いっくひがし)の会」は、2年前に結成したばかりです。高知市一宮東地域で活動しており、市民からは切実な声が次々と寄せられています。

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 「夫が定年間近で失業した。消費税上げられたら暮らしていけん。国のお金がないからと言うから仕方ないのかなとも思うけんど、なんで大きな企業には税金まけるが?」、障害児を持つお母さんからは「わたしたちが年を取ったら、この子はどうなるのか。消費税は上げてほしくないけど、国の借金がこじゃんと(いっぱい)あるんじゃろ。子どもたちにそんな借金残したくないし…」

 地域をまわると、生活は苦しいし消費税は上げてほしくないが、菅首相の消費税増税発言にあわせてマスメディアが「増税やむなし」とあおるので、“増税反対と言って大丈夫だろうか”と迷っています。

 私は、消費税のからくり、もうけをため込んでいる大企業からは応分に負担してもらうこと、平和憲法の国でこんなに軍事費はいらないことなどを話し、「在日米軍への思いやり予算なんておかしいでしょう。思いやるなら国民にしてほしいよね」と理解を深めてもらっています。

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 でも、もっと自信をもってもらいたい、そしてもっともっと「消費税はイカン」の声を、町の隅々まで広げたいと、ニュース「消費税増税はイヤやねん!」第1号をつくり、それをもってお訪ねしています。

 「消費税ってなあに?考えてみよう」などを掲載しています。次号では「消費税なくても財源はあるよ」を載せる予定です。「消費税は必要かな、でも食料品などはかけてほしくない」と思っている人にも読んでもらい、“一緒に考えていこうよ”と話すと、快くニュース会員になってくれます。

 ニュースを手渡すなかで15人が新たに会員になりました。この手作りニュースが、じわじわと一宮東の地域から高知の町に「消費税増税NO!」の声を広げる力になればいいと思います。(消費税をなくす一宮東の会世話人・金子陽子)


あおるメディア 学習重ね対抗

神奈川・鎌倉 各界連

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(写真)署名・宣伝行動に参加したメンバー=2010年12月24日、鎌倉市

 神奈川県の「消費税廃止鎌倉各界連」は2000年に発足し7団体で構成しています。運営委員会で消費税をめぐる情勢と草の根の運動を地域にどう強めるのかを話し合っています。

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 日常的な署名・宣伝行動のほか、年間の活動で力を入れているのが、消費税が1989年4月1日に強行実施されたことから、4月1日に「怒りの行動デー」、12月24日の「クリスマスイブ署名・宣伝行動」です。

 先月の「クリスマスイブ署名・宣伝行動」には25人が参加し、サンタクロースの帽子をかぶって商店街を練り歩き、「消費税増税はやめさせましょう」とアピールしました。

 通行人や商店の人から多くの意見が寄せられました。“民主党に期待したが裏切られた。もう民主党には投票しない”“消費税増税は困る。だけど財源はどうするの”など、怒りと戸惑いが目立ちました。

 菅首相の増税発言に伴いマスメディアのキャンペーンが強まっています。“増税は仕方がないんじゃないか”といった意見や気分もみられます。それだけに各界連として2倍、3倍の力の発揮のしどころだと、気を引き締めています。

 会ではこうした声に、どのように財源を確保するのかなど短時間で説明できるよう、大いに学習しなければと話し合っています。

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 2011年は消費税増税から、減税・廃止に転じる年にしなければと思います。鎌倉市で消費税反対の運動をすすめている3団体(「消費税をなくす鎌倉の会」「3・13重税反対実行委員会」「消費税廃止鎌倉各界連」)が、増税反対の一点で力を合わせ、運動を急速に広げるときだとの思いから、一堂に会する機会をつくろうと調整中です。

 2月26日には、活動をさらに進められるよう学習会を計画しています。

 消費税増税を許せば、税の取り立て強化の国税通則法改悪と一体となって業者に襲いかかってきます。わたしは鎌倉民主商工会の会長として業者の営業と生活を守る立場からも、大いに奮闘したいと思います。(消費税廃止鎌倉各界連・若林重利)


署名に響く怒りの声 活動強めて

埼玉・川口 党芝南支部

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(写真)消費税なくす芝連絡会の毎月定例の署名宣伝行動。左2人目から今井川口市議候補、村岡県議候補ら=29日、埼玉県蕨駅前

 埼玉県川口市の地域各界連「消費税なくす芝連絡会」が結成されて15年になります。日本共産党芝南支部のメンバーも参加し、奮闘しています。結成以来、毎月第4土曜日を中心にJR蕨(わらび)駅東口で署名行動を行っています。60〜120人分の署名が寄せられます。首相や閣僚からの増税発言が報道されると、すぐに3けたの署名になるほど敏感です。年1回、シール投票も実施しています。

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 署名行動後の反省会では、署名してくれた人との対話や反応を出し合います。署名してくれる人の特徴は、社会的弱者が圧倒的に多いこと、不公平税制への怒りがつよいことです。

 「年金が少ないのに」「生活保護を受けている」「多額の医療費を払っている」「給料が安い」などから「30社を訪問しても就職が決まらない」(学生)、「派遣で安い給料で働いている」(青年)、「売り上げが少なく消費税を払えないで困っている」(飲食店主)などの声が寄せられます。

 会結成8年目ぐらいに、“署名行動はマンネリ化しているのでやめようか”との意見も出ましたが、「消費税は無くすまで続くたたかい」と党支部会議で話し合い、活動を強めることにしました。

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 党支部独自の署名行動も取り組んでいます。住宅街や商店街への軒並み訪問を行っています。対話の中で、「消費税を滞納し、税務署から払えと催促され困っている」との相談を受けたときは、民主商工会の力を借りて無事解決することができました。党後援会ニュース「希望の風」の読者になる人も出ています。

 「消費税をなくす埼玉の会」の常任世話人で党県議予定候補の村岡まさつぐさんは、いつも支部と行動を共にし署名行動の先頭に立っています。川口市議選予定候補の今井はつえさんも駅頭での宣伝・署名行動でマイクを持って頑張っています。

 支部では、増税反対、食料品や暮らしにかかる消費税はやめての声を結集して、いっせい地方選の勝利に全力を尽くそうと話し合っています。(秋藤勇夫・日本共産党埼玉県南部地区芝南支部長)





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