2011年1月26日(水)「しんぶん赤旗」

「将来不安病」を診察

派遣村TV 小池氏がゲスト出演


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(写真)“世直し名医”の小池氏(中央)から“社会保障充実薬”を処方された患者役の清水氏(右)=24日、大阪市

 インターネットのウェブ配信番組「清水ただしの『派遣村TV』」の収録が24日、大阪市内で行われ、日本共産党の小池晃政策委員長がゲストとして登場しました。“小池診療所”を舞台に、医師でもある小池氏が、社会保障切り捨てによる「将来不安病」や雇用破壊に伴う「金欠病」に苦しむ若者らを“診察”。コントを交え、政治をただす大手術の方策を示しました。

 同番組は、村長の清水ただし・党府国民運動本部長がアシスタントの清水共子さんとともに、「派遣切り・不当解雇」や「貧困と格差」などさまざまな政治問題に焦点をあてるトーク番組です。

 白衣姿の小池氏は、“処方薬”となる最低保障年金制度の創設や国民健康保険料の国負担増などの党政策を紹介しました。不況の原因には、低賃金で働かされる非正規雇用の拡大があると指摘。「大企業がため込むお金を労働者や中小企業にまわしてこそ日本は元気になる」と経済活性化への道を語りました。

 話題は公立病院の存続問題にも及びました。「赤字だから閉鎖しても仕方ない?」と疑問を投げかける共子さんに、小池氏は民間と違って不採算部門でも受け持つ公的医療の役割を強調。財源を明示し、地域医療の充実が必要だと訴えました。

 小池氏が出演する「派遣村TV」は、2月12日「僕らの年金大丈夫?」、19日「金欠で倒れる若者たち」、26日「公的医療の充実を」の3回に分けて放送される予定です。番組サイトの検索は「派遣村TV」で。





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