2011年1月8日(土)「しんぶん赤旗」
沖縄・高江ヘリパッド
軍事訓練と工事中止せよ
住民が防衛局長と交渉
日米両政府が米軍ヘリパッド(ヘリコプター離着陸帯)を沖縄県東村高江周辺に建設強行しようとしている問題で7日、住民らが沖縄防衛局の真部朗局長と交渉しました。
交渉の様子はインターネットを通して、外で見守る支援者らに生中継。県統一連などの団体・個人、県選出国会議員3人、日本共産党県議団5人全員など県議14人はじめ、多数の地方議員が駆けつけました。
米軍ヘリが低空飛行で住民監視テントを損壊した昨年末の事件について、真部局長は米側の回答として「通常訓練であり、テント上空でホバリングはしていない」と発言しました。
事件当日に現場検証した警察に照会もせず、「事実関係を把握していない」と繰り返す局長に、住民らは「通常訓練なら、なおさら危険。直ちに訓練をやめさせるべき」だと抗議。局長に現地調査を提案し、日程調整を約束させました。
また、防衛局が旧県道用地をフェンスで囲い、県民利用を妨げている実態を、日本共産党の嘉陽宗儀県議が指摘。現場写真も示して「米軍提供施設にした根拠を示せ」と迫りました。防衛局側は「事実関係を確認する」としか答えられませんでした。
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