2010年11月28日(日)「しんぶん赤旗」

堂々論戦で追い詰める

仙谷・馬淵氏問責可決 市田氏が方針示す


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(写真)参院本会議終了後、記者の質問に答える市田忠義書記局長=27日未明、国会内

 日本共産党の市田忠義書記局長は27日未明、仙谷由人官房長官と馬淵澄夫国土交通相の問責決議が参院で可決されたことについて、国会内で記者団に問われ「自民党やみんなの党が提起した問責の理由については同意できないが、菅内閣が進めている内政・外交について信任できるかということになれば、信任できるものではない。したがって問責に賛成した」と述べました。

 その上で「問責は重いものだから、可決された以上、政府はきちんと重く受け止めるべきだ」と語りました。

 市田氏は「菅内閣は大企業の金余り現象が指摘されているときに法人税減税を打ち出して国民の暮らしを一顧だにしておらず、沖縄・普天間基地問題では辺野古への『移設』を強引に推し進めようとしている。これに対して日本共産党は真正面から立ち向かっており、信任できない」と指摘しました。

 今後の審議などへの対応について市田氏は「わが党は政治路線について菅内閣が問題だと言っているわけであり、堂々と国会の中での政治論戦を通じて相手を追い詰めていくのが基本的姿勢だ」と述べ、自民党などの「審議拒否」には同調しない考えを示しました。





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