2010年10月30日(土)「しんぶん赤旗」
米軍三沢基地F16
イラク中部が活動拠点
世界規模の遠征部隊 改めて示す
イラクでの軍事作戦を支援するため9月下旬に米軍三沢基地(青森県)から派遣されたF16戦闘機部隊が、同国中部にあるバラド基地を活動拠点にしていることが分かりました。
三沢基地のF16部隊の派遣については、在日米軍広報部が本紙の問い合わせに、同基地の第35戦闘航空団所属のF16と支援要員300人以上が9月27日にイラクでの「新しい夜明け作戦」(OND)を支援するため米中央軍管轄地域に展開したことを明らかにしていました(本紙10月7日付)。ただ、具体的な派遣場所は「運用上の安全」を理由に明らかにしていませんでした。
今回、派遣場所が明らかになったのはバラド基地のホームページからです。同ホームページは、三沢基地から派遣された「第13遠征戦闘飛行中隊」(第35戦闘航空団所属)のF16が任務を終えてバラド基地に帰還している写真を掲載。同部隊は10月初め、米本土のショウ基地(サウスカロライナ州)から派遣されていたF16部隊と交代し、米地上部隊とイラク軍の防衛任務に就いていると説明しています。
三沢基地のF16部隊が世界規模の遠征部隊であることを改めて示すものです。
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