2010年9月20日(月)「しんぶん赤旗」

社会保障確立へ共同を

福祉保育労働組合が大会


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(写真)保育をめぐって議論された福祉保育労の大会

 全国福祉保育労働組合は、18・19の両日、第26回定期大会を東京都内で開き、「地域主権改革」の名による福祉・保育の切り捨てにたたかうことなどを論議しました。

 前田鉄雄委員長は開会あいさつで、民主党政権について「『福祉の貧困』がすすむもとで、国民の苦難、閉塞(へいそく)感にこたえる中身がない」と厳しく批判。「権利としての社会保障を確立するために、幅広い共同と福祉労働者の組織化を抜本的に強めよう」とよびかけました。

 清水俊朗書記長が運動方針として、労働条件の改善とともに、保育制度の改悪反対、介護保険制度の抜本改善、障害者自立支援法の廃止など、社会福祉制度の改善・拡充の運動を提起しました。3年連続で組織拡大で前進をかち取り、過去最高の組織数を実現したことを確信にしながら、今後3年間で組合員の20%増をめざす「アクションプラン2013」に取り組むことをよびかけました。

 討論では、「地域主権改革」の名による福祉・保育の切り捨て、制度改悪に反対する運動が報告されました。福祉分野の人材確保や職場要求実現の取り組みも交流。「一人ぼっちの福祉労働者をなくそうと、活動を強め、50人の組合員増の目標を達成」(東海)など、運動と結んだ組織拡大の経験が出されました。

 大会には、日本共産党から高橋ちづ子衆院議員が、来賓としてあいさつしました。

 新役員として、前田鉄雄委員長、清水俊朗書記長を再任しました。





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