2010年9月10日(金)「しんぶん赤旗」

児童虐待どうなくす

高橋議員 県・相談所に聞く

青森


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(写真)児童虐待問題で一瀬篤県健康福祉部長(左から3人目)と懇談する高橋ちづ子衆院議員(同2人目)ら=9日、青森県庁

 日本共産党の高橋ちづ子衆院議員は9日、青森県健康福祉部や中央児童相談所、弘前児童相談所を訪れ、児童虐待問題で実情を聞きました。諏訪益一、安藤はるみ両県議、村川みどり青森市議らが同行しました。

 高橋議員は、「児童虐待問題での共産党としての政策提言をという声も多い。そのために現場の声を聞くことが重要だ」として、青森県を皮切りに各県を訪問する予定です。

 青森県庁では、一瀬篤健康福祉部長と懇談後、八島英彦次長、川嶋由起子こどもみらい課課長らから、県内の実情や取り組みなどの説明を受けました。県内6カ所の児童相談所の児童虐待対応件数は2007年度に400件を超え、3年連続で過去最多を更新、09年度は475件となっています。

 川嶋課長らは、七戸町と青森市で起きた乳幼児死体遺棄という痛ましい事件を繰り返さないため、子どもを守る地域ネットワーク強化、児童相談所からのバックアップ力強化、市町村職員の専門性向上に取り組んでいることを紹介し、「母子保健と児童福祉をつなげていくことが大事ではないか」と話しました。

 中央児童相談所の佐藤庸子所長らは、通告のたびに緊急の会議を開いて対応を協議、不在などの時は会えるまで安全確認を進めていること、虐待と対応の実例、児童とともに親へのフォローの取り組みも説明しました。

 高橋議員が、親の育児の不安に応えられる体制が必要とのべると、佐藤所長も「虐待を発生させないための仕組みづくりが大事」と応じました。





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