2010年9月7日(火)「しんぶん赤旗」
「全国消費者行政ウォッチねっと」
事故原因究明機関創設を
1周年記念集会
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吉井衆院議員 連帯あいさつ
消費者の安全・安心のために消費者行政の監視をおこなおうと昨年9月、市民団体などが結成した「全国消費者行政ウォッチねっと」の1周年記念集会が6日夜、東京都千代田区で開かれました。日本共産党の吉井英勝衆院議員が出席し、連帯あいさつしました。
集会には、パロマ湯沸かし器中毒事故の遺族らや消費者団体の代表、福島浩彦消費者庁長官をはじめ行政関係者、与野党の国会議員ら約120人が参加し、交流しました。
代表幹事の山根香織主婦連合会会長は、「実現を求めてきた消費者庁ができて1年を迎えたが、予算も人員も不十分なままのスタートで、これからに期待したい」とあいさつ。
事務局長の拝師徳彦弁護士が、これまでの活動を報告。パロマ湯沸かし器事故やエレベーター事故、航空機・鉄道事故などについて、中立・独立の事故原因究明機関の創設が最大の課題だと指摘しました。
シンドラーエレベーター事故で亡くなった市川大輔さんの母で同ねっと幹事の市川正子さんは、事故原因究明の制度がきわめて不十分だとして新しい事故原因究明機関の設立を訴えました。