2010年8月10日(火)「しんぶん赤旗」

国民の声反映の政治を

紙議員 北海道TV番組で発言


 日本共産党の紙智子参院議員(党農林・漁民局長)は8日未明、HTB「北海道朝まで生討論・北の大地に未来はあるか!?逆襲のシナリオ」に出席し、北海道選出の各党国会議員らと討論しました。紙議員は、「国民の声がしっかりと反映される」政治にしたいと述べ、農業や経済など北海道の課題について語りました。

 農業の再生について紙議員は、米60キロ当たりの生産費・約1万6000円に対し、価格は2000円程度低いと、農家の厳しい経営実態を指摘。実業家の堀江貴文氏が兼業農家への個別補償は「おかしい」と述べると、紙議員は、所得の減少の結果、兼業農家が増えていると反論しました。

 さらに紙議員は、農地法を改正し、企業も農地を取得できるようにすべきとの議論を批判した上で、農業の多面的な機能を重視すること、土地改良で発展した十勝の農業を紹介しながら、「農業を基盤にして、製造業や加工業も発展できるようにすべきだ」と強調しました。

 経済の成長戦略については、大企業が社会的責任を果たし、労働者の所得を上げるなど暮らしを優先する経済政策への転換を訴えました。

 また、「北方領土」問題では、北海道の一部である歯舞群島、色丹島のすみやかな返還とともに、主権を明確にして全千島の返還を求める党の立場を主張しました。





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