2010年7月8日(木)「しんぶん赤旗」

増税許さぬ共産党 今こそ

山梨・長野 志位委員長訴え


 日本共産党の志位和夫委員長は7日、甲府市、長野県松本市、長野市を駆け巡って街頭演説し、気迫の訴えを行いました。


 真昼の甲府駅前では昼休み中のサラリーマンが足を止め、ベビーカーを押したお母さんの姿も。松本駅前では、志位氏が演説の前に路上で聴衆一人一人と握手して、熱く支援を訴えました。

 志位氏は、6日の民放テレビ番組での党首討論で重大な論点が浮上したとして、消費税増税の時期の問題に言及しました。

 消費税増税について、菅首相は2年か3年先の話だというが、それは増税実施の時期であり、増税法案を通すのはいつか。民主党の「マニフェスト(政権公約)Q&A」には2010年度中に消費税増税の方針を決め、ただちに法案を提出し成立を期すと書いてあるではないか―。志位氏がこう迫ったのに対し、菅首相は否定しませんでした。

 志位氏は、「菅さんが否定しなかったことは重大です」と強調。「来年にも増税法案を強行した上で、次の総選挙では国民の“事後承認”を無理やり求める。これが民主党のスケジュールだということが明らかになりました」と告発すると、聴衆がどよめきました。

 志位氏は、「そうなってくると今度の参院選での審判がいよいよ重要です」と強調。1979年に共産党が総選挙で躍進して一般消費税導入を断念させたときのように、「もう一度『共産党勝って増税なし』の結果をつくろうではありませんか」と呼びかけ、大きな拍手に包まれました。





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