2010年6月20日(日)「しんぶん赤旗」

自立支援法廃止へ交流

障害福祉職員が全国集会

名古屋


 第16回障害福祉職場に働く職員の全国交流集会が19、20日の日程で、名古屋市熱田区で始まりました。全国福祉保育労働組合を中心とする同実行委員会の主催。

 19日は全体会や記念講演が行われ、障害福祉施設で働く職員や障害者ら各地から約170人が参加しました。

 全体会では、谷本樹保・全国障害種別協議会事務局長が基調報告。廃案となった障害者自立支援法「改正」案について、障害のある当事者に意見を聞くという自立支援法違憲訴訟団との基本合意を無視してつくられたもので、参院選挙後に再び提案される可能性は高いとし、「こんな改正案は絶対に許さず、自立支援法の早期廃止のため、さらに活動を強めましょう」と呼びかけました。

 記念講演では、従業員の7割・53人の知的障害者を雇用している日本理化学工業の大山泰弘会長が「重度の知的障がい者に働く幸せを」と題し、知的障害者の目線にあわせた工程の配置、対応に努めてきたことなどを話しました。日本社会事業大学の佐藤久夫教授が「障害者政策の改革動向…障害者福祉を中心に」と題して特別講義しました。

 20日は分科会、総会などが開かれます。





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