2010年6月17日(木)「しんぶん赤旗」

B型肝炎原告団への志位委員長メッセージ

一刻も早い全面解決にむけ、ご一緒に力をつくします


 日本共産党の志位和夫委員長が、全国B型肝炎訴訟原告団・弁護団のアンケートに対する回答に添えて15日、原告団に送ったメッセージの全文は次の通りです。


 私は、B型肝炎問題について、先日、原告団のみなさんからの訴えをうけ、政治の場にあるものが、その解決のために緊急に行動しなければならないことを、あらためて痛感しておりました。

 6月14日の衆議院での代表質問で、B型肝炎問題をとりあげ、全面解決は文字通り待ったなしであること、政府が、裁判所の勧告を受けて、和解協議に応じる態度を表明しながら、具体的な解決策は何ひとつ示していないことに、強い批判が集中していることを指摘し、つぎのように菅首相にもとめました。

 「国の責任をはっきり認め、政府として患者のみなさんに謝罪するとともに、早期全面解決のために、具体的な解決策を示し、誠実に協議を開始すべきです」

 ところが、首相の答弁は、「裁判所の仲介のもと誠実に話し合いを進め、広く国民の理解と協力を得られる解決をめざしていきたい」というものでした。謝罪の意思を示さず、政府として解決のための積極的な具体策を提示するという立場も示さない答弁に、怒りを感じました。政府のこうした冷酷な官僚的態度をあらためさせ、一刻も早い全面解決にむけ、ご一緒に力をつくします。ともにがんばりましょう。





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