2010年5月10日(月)「しんぶん赤旗」

“基地は米国に持って帰ってもらうのが一番”

号外配り 対話 反響

大阪


 日本共産党は9日、全国の駅前や街頭で、「しんぶん赤旗」5月号外を配りながら、沖縄・普天間基地の無条件撤去にこそ解決の道があると訴えました。

 「沖縄県民と連帯して、世論をもりあげ、きっぱり、アメリカにもっていってもらいましょう」。大阪市の日本共産党大正区委員会は同区大正区役所前で緊急街頭演説をおこないました。

 沖縄県出身者が5人に1人といわれる大阪市大正区。集まった聴衆のなかに、沖縄出身のお年寄りが何人も。大正区沖縄返還同盟の会長を務めた親川孝芳(おやかわこうほう)さん(94)の姿もありました。

 小谷みすず大阪府議、矢達幸(やだつこう)市議、こはら孝志市議予定候補らがマイクを握り、日本共産党の志位和夫委員長がアメリカを訪問し、米国政府に普天間基地の無条件撤去を求めたことも紹介しながら訴えました。沖縄県民のたたかいに連帯して、そろいの黄色いスカーフをした女性後援会員など十数人が「赤旗」5月号外を配り、「普天間基地の無条件撤去を求める請願」署名を訴えました。

 買い物帰りに演説をきいた女性(67)は「(普天間基地の)移転先をあっちこっち探したって、とても無理。アメリカに持って帰ってもらうのが一番いい」と話していました。

 自転車に乗った50代の男性は、「なるほど無条件撤去ですか。ビラをよく読ませてもらいます」と「赤旗」5月号外を受け取っていきました。





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