2010年4月21日(水)「しんぶん赤旗」

B型肝炎 和解急げ

厚労相 なぜ会わぬ

原告「命どれだけあるか…」


 「和解勧告から1カ月以上たったのに、(厚生労働相らは)なぜ面談を拒むのか」―。集団予防接種でB型肝炎に感染させられた被害者が国に損害賠償を求めた全国B型肝炎訴訟原告団・弁護団は20日、東京・霞が関の日比谷公園で、和解協議のテーブルに着くよう国に求めて座り込みを始めました。


小池氏、座り込み激励

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(写真)「私たちと会って話を聞いてください」と訴える原告団代表の谷口三枝子さんたち(左端)=20日、東京・霞が関の厚労省前

 原告らは、厚労省前での原告のリレートークでの訴え、政党への申し入れ、デモ行進と終日、病身を押して行動しました。7〜8日の座り込みに続く2度目の行動。21日も行います。

 新潟訴訟原告団代表で佐渡市からきた金子剛さん(63)は「私は肝硬変と言われています。命がどれだけ残されているかわかりません。佐渡のトキは大切に育てられていますが、私たちの命も大切にしてください」と訴えました。

 29年前に人間ドックの検査でB型肝炎に感染していることが判明。7年前には「肝硬変です」と宣告されました。金子さんは、「入退院を何度も繰り返しました。先が見えません。一刻も早く私たちの声を聞いてください」と話します。

 「札幌地裁が3月12日に和解を勧告して1カ月以上が過ぎました。一日一日、病状が悪化していないか心配しながら生きている私たちにとって1カ月はとても長いです」と訴えたのは東京訴訟原告の女性(41)。「朝、起きて『今日も生きていたい』と確認する日々です。和解を先延ばしすることは許されません。救済の枠組みを早くつくってください」

 福岡のB型肝炎訴訟学生支援の会の男性(22)は「九州原告の女性は、肝炎にたいする差別があって三男の出産をあきらめ、夫と離婚、1人で生きていかざるを得ませんでした。普通に生きたかったのに、それを奪った国。今すぐ国は和解に応じるべきだ」と語りました。

 日本共産党の小池晃参院議員は同日、座り込む原告団・弁護団を激励。「原告と会って話を聞くことから本当の解決策が出てきます。被害者の声を聞くのが行政の基本。全力で、みなさんと一緒にたたかいます」とあいさつしました。また、参院厚生労働委員会で、ただちに原告と会うよう長妻昭厚労相に迫りました。





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