2010年4月4日(日)「しんぶん赤旗」

「いのち」びっしり

後期医療廃止へ大集合

東京 「運動が実現のエンジン」

小池氏あいさつ


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(写真)後期高齢者医療制度は今すぐ廃止!と開かれた大集会で「いのち」の文字を掲げてアピールを確認する参加者=3日、東京・明治公園

 「後期高齢者医療制度はいますぐ廃止! 安心の医療実現!」の掛け声にあわせ、1万人を超す参加者がいっせいに掲げた緑色の「いのち」のスローガンが広場を埋めました。首都圏と中央の医療、民主団体や労組は3日、東京・明治公園で「4・3大集会」を開き、後期医療の即時廃止をアピールして都内をデモ行進しました。

 吉田万三実行委員長は「後期医療の『そのうち廃止』ではどんどん悪くなる。いますぐ廃止することこそ大事。私たちの運動というエンジンこそ要求を実現し政治を変える推進力です。力を合わせ最後まで全力をあげよう」とよびかけました。

 日本共産党の小池晃政策委員長・参院議員と全日本民主医療機関連合会の藤末衛会長が連帯あいさつしました。小池氏は選挙の公約を守るのが政治家の当然の責任だとして、民主党政権が後期医療廃止を先送りし差別の対象を65歳以上にしようとしていることを批判。「市民が力を合わせて政治を変える第一歩として、憲法を踏みにじり医療を破壊する後期医療制度をただちにやめさせよう」と訴えました。

 各団体の代表が「入院患者を病院から追い出す制度はやめて」「都立3小児病院の再開を」など発言しました。日本共産党の志位和夫委員長、精神科医の香山リカさん、映画監督の大澤豊さん、「後期高齢者医療制度に怒ってる会」の笹森清さんらから賛同のメッセージが寄せられました。

 八王子市の女性(71)は「65歳からに改悪されると私も『うばすて山』に入ってしまう。民主党は公約を守って後期高齢者医療を廃止してほしい」と話していました。





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