2010年3月5日(金)「しんぶん赤旗」

技術は軍事以外へ

ロケット工場視察

吉井議員が主張


 日本共産党の吉井英勝衆院議員は4日、三菱重工業の名古屋航空宇宙システム製作所を訪れ、H2Aロケットや国際宇宙ステーション補給機(HTV)を製作する工場を視察しました。吉田慎一所長、浅田正一郎・航空宇宙事業本部宇宙機器部長らが応対しました。

 視察したのは、航空機やロケットの部品などをつくる大江工場(名古屋市)と、ロケットの組み立てなどをする飛島工場(愛知県飛島村)。飛島工場で吉井議員は、横置きされた直径4メートルのH2Aロケットを見学。「約290万点の部品でできている。配線が一本たりとも断線しないようにしている」などと説明を受けました。

 大江工場では、航空機胴体部の外壁の加工現場や、工場内に置かれた戦闘機の主翼につかう複合材料、ヘリコプターの全長7メートルの回転翼などを見学しました。

 吉井議員は「日本は、宇宙科学の分野で世界に大きく貢献してきた。地球の将来を考えたときに、(工場で)実現してこられた科学技術が活躍する範囲は広い」とのべ、「軍事分野ではなく、宇宙科学や民需の分野に力を入れてもらいたい」と強調しました。



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