2010年2月25日(木)「しんぶん赤旗」

サポーターズクラブ集めた寄付

約5割が都の外郭団体

招致委


 2016年五輪招致に失敗した東京オリンピック招致委員会(会長・石原慎太郎都知事)の公式サポーター組織「サポーターズクラブ」が企業や団体から集めた招致活動資金の5割が都の外郭団体(監理・報告団体)で占められていたことが24日、分かりました。外郭団体からの寄付は本紙報道で判明したもので、都民から「公費のヤミ支出だ」と批判があがっています。

 招致委員会が同日公表した招致活動報告書によると、サポーターズクラブが集めた寄付は2億4300万円で、内訳は法人会員92件・2億2500万円、個人会員277件・1800万円でした。このうち都の外郭団体は30法人、寄付1億1350万円とサポーターズクラブの寄付の約半額にのぼります。

 本紙のこれまでの調べで外郭団体29法人が寄付したのに加え、日本共産党の清水ひで子都議の調査で東京都新都市建設公社(理事長・大塚俊郎元都副知事)が09年5月に500万円を寄付したことが24日分かり、30法人となりました。



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