2010年2月23日(火)「しんぶん赤旗」

水俣病解決へ共に

市田氏 東京での提訴激励


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(写真)ノーモア・ミナマタ訴訟原告団の人たちと懇談する市田書記局長(中央)=22日、参院議員会館

 日本共産党の市田忠義書記局長・参院議員は22日、「ノーモアミナマタ国賠等訴訟原告団・弁護団」の代表から、首都圏在住の未認定水俣病公害被害者23人がノーモア・ミナマタ東京訴訟(第1陣)を東京地裁に提訴(23日)するのに先立ち、被害者救済の要請を受けました。

 弁護団が「昨年2月の大阪地裁に続く熊本以外の2番目の訴訟。この大都市でも大勢の被害者が知らないまま放置されており、今後追加訴訟も含めて強めていきたい」と述べたのに対し、市田氏は「東京での提訴は積極的な意味を持つ。和解協議での対象地域や年齢制限など水俣病問題を解決する上でも大きな力になり、是非頑張っていただきたい」と激励しました。

 原告団の大石利生団長は「不知火海沿岸全域が被害地域。健康調査をやればやるだけ被害は広がる。国はしっかり調査と補償を」と訴えました。

 市田氏は「水俣病の問題は人間の尊厳に関わる問題であり、流域全住民の検診を国の責任で行うことは当然。被害者への救済も特措法の立場でなく、2004年最高裁判決にそって行うべきだ」と強調しました。



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