2010年1月23日(土)「しんぶん赤旗」

全労働者賃上げめざす

全労連公務部会と公務労組連絡会


 全労連公務部会と公務労組連絡会は22日、東京都内で合同の臨時総会を開き、すべての労働者の賃金引き上げなど「公務・民間が一体でたたかう」春闘方針を決めました。

 連絡会の山口隆議長(全教委員長)は「400兆円ある企業の内部留保の一部を取り崩すだけで雇用を守り、賃上げも可能」とのべ、労働者・国民と共同した取り組みを呼びかけました。

 春闘方針では、賃金改善をはじめ非正規労働者の均等待遇、労働時間短縮など働くルールの確立を提起。公務員制度を改悪する「改革」法案に反対し、消防職員の団結権をはじめ労働基本権の回復、公務・公共サービス拡充をめざす地域総行動にとりくみます。

 「郵政グループの非正規17万3000人のうち64%がワーキングプア。民営化見直しと併せて待遇改善、均等待遇を求める」(郵産労)「消防の広域化で住民の安心・安全が脅かされている。消防職員の団結権付与を労働基本権回復の一環としてたたかう」(自治労連)「市場化テストが失業と低賃金を生み、公務・公共サービスの質が低下した。公契約法成立は急務だ」(特殊法人労連)「国民の年金を守るために違法な社保庁職員の分限免職(解雇)撤回に全力をあげる」(全厚生)と語りました。

 総会では日本共産党から山下芳生参院議員があいさつしました。


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