2010年1月19日(火)「しんぶん赤旗」

志位委員長がニカラグア外相と会談


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(写真)会談するニカラグアのサムエル・サントス外相(右)と志位和夫委員長(左)=18日、党本部

 日本共産党の志位和夫委員長は18日、来日中のサムエル・サントス・ニカラグア外相と党本部で会談しました。

 志位氏はサントス外相の訪問を心から歓迎。同外相は「第25回党大会はいかがでしたか」と切り出して、党本部を再訪できたことをうれしく思うと語り、大会の成功を受けて引き続き前進するよう希望すると述べました。

 志位氏は、昨年夏にミゲル・デスコト前国連総会議長(元ニカラグア外相)と会談し、核兵器のない世界を実現する共同の取り組みの推進で合意したことを紹介。さらに、核兵器廃絶のための国際協定締結にむけた国際交渉の開始が必要だと強調しました。それに対し外相は、「このたたかいはわれわれの任務です。負けるわけにはいきません。国際交渉の開始については同じ考えです」と述べました。

 また志位氏は、ニカラグアも加盟している米州ボリバル代替同盟(ALBA)が最近の共同声明で外国軍基地の撤去をうたっていることの重要性を指摘しました。外相は、中南米に駐留する米軍基地の危険な役割を強調。両氏は沖縄と南米の外国軍事基地をめぐる最近のたたかいについても意見交換しました。

 志位氏は、かつてオルテガ政権がアメリカの干渉戦争のもとで行われた選挙での敗北後、土台をしっかりと固めながら、選挙で国民の多数の支持をえて政権に復帰したことを「民主主義にとっての壮挙」と指摘。外相は、マスメディアによる反サンディニスタ報道が繰り返されており、新たな干渉の動きに警戒しているとこたえました。

 なごやかに行われた会談には緒方靖夫副委員長と神田米造中央委員、ニカラグアのサウル・アラナ駐日大使が同席しました。


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