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2010年1月17日(日)「しんぶん赤旗」

大会の「変化」に注目集まる

新三役が記者会見


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(写真)大会後の記者会見に臨んだ新三役。(左から)浜野、市田、志位、広井、緒方の各氏=16日、静岡県熱海市

 日本共産党第25回大会で16日、選出された志位和夫委員長、市田忠義書記局長、緒方靖夫、浜野忠夫、広井暢子各副委員長の新三役は、大会後記者会見し、大会の成果や新体制の抱負などを答えました。

 記者団からは、今大会での日米関係問題で踏み込んだ報告や、JA全中幹部の来賓あいさつなど「変化」に着目した質問が相次ぎました。

 志位氏は、アメリカとの関係では、前向きの変化は促し、問題点には堂々とモノをいう両面の対応をしているが、それはアメリカのやることであっても事実に基づいて分析するという綱領に基づいていると説明しました。

 さらに今回の大会では、アメリカの法律でさえ許されない在日米軍基地の実態などの異常を示し、「これでは到底『対等のパートナー』とはいえないのではないか」との角度から打ち出すなど、「アメリカ側が見ても考えざるをえないような問題を提起し、メッセージとして発信した」と述べました。

 新たな団体との関係については、JA全中の幹部から、価格保障・所得補償、日米FTA(自由貿易協定)反対などで「めざす方向は同じ」と語ってもらったのは「たいへんうれしく思う」と指摘。全国森林組合連合会からも温かいメッセージが届いたが、「一致点での共同がうんと広がった。これまで保守といわれていた団体の中でも深い変化が起きていると感じるし、一致点での共同をさらに大いにすすめていきたい」と述べました。

 志位氏は参院選について、「650万の得票は容易でないことは承知しているが、力をつけ実現したい」と表明。この10年間の「二大政党」づくりがここにきて変化していると指摘。自民党は国民から愛想をつかされたうえ反省がないから未来がない、民主党は混迷のなかにあると述べ、「誰が本当の意味での変革の担い手かが浮き彫りになってきつつある」として日本共産党躍進の条件が広がっていることを明らかにしました。



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