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2010年1月14日(木)「しんぶん赤旗」

25党大会 会場から

未来見すえ党大きく

20代地方議員はつらつ

悩む若者と力あわせ


 静岡県熱海市の伊豆学習会館で13日から始まった日本共産党の第25回党大会。大勢の若い代議員が参加しました。20代の4人の地方議員に大会参加の思いを聞きました。


写真

(写真)党大会に参加した20代の地方議員。後列左から守谷さん、西銘さん。前列左から大国さん、中川さん=13日、静岡県熱海市

 神奈川県座間市議の守谷浩一さん(29)は2008年9月に初当選。党大会の決議案について、「2010年代の大きな変化を期待させ、希望のわく内容だった。決議案で提起された『三つの任務』をやり遂げ、未来社会を本格的に開きたい」と抱負を述べます。

 先日行われた成人式宣伝。守谷市議の働きで会場では雇用と働き方についてのパンフレットが配布されました。「多くの新成人が自分の将来を真剣に考え悩んでいる。青年と対話し活動するなかで、その声を議会に届けていきたい。初心を忘れず、ヨーロッパのような働くルールのある社会と基地のない平和な日本を、一日も早く実現したい」と語りました。 

 岐阜市議の中川裕子さん(29)は26歳で初当選。

 「若い世代の代表という意識がありましたが、それぞれの世代で苦労があり、そうした問題を解決していくことが大事だと思いました。上の世代の問題は、私たちの未来の問題でもあるからです」

 市議会での質問前夜のことでした。質問内容がまとまらなくて迷っていたとき、大会決議案を読み直しました。「日本共産党がやるべきことが、すっとわかって、とくに地方政治の面で参考になりました」

 派遣切りなど、若い世代をとりまく厳しい現実。中川さんは「苦しんでいる人、一人ひとりと力をあわせて社会を変えていきたい」と話します。

 島根県出雲市議の大国陽介さん(29)のモットーは「明るく、楽しく、元気よく頑張る」。現在2期目の青年議員です。

 市民の暮らしが大変になっているなか、出雲市でも、生活保護をめぐる生活相談が増えています。市民の身近な相談相手として成長したいという願いを強めながら、2010年代を日本共産党の躍進の時代にし、政治を変えなければならないと決意を固めています。昨年入党した青年たちも、元気に政治を変える活動に取り組んでいます。

 大国さんは「20年、30年後の未来をしっかり見据えて、党づくりをすすめていきたい」と話しました。

 沖縄県浦添市議の西銘健さん(28)。09年2月に初当選したホヤホヤの新人です。

 浦添市は米海兵隊の補給基地があるところ。昨年から、新しい軍港をつくるための埋め立て工事が始まっています。

 路上生活の人の生活相談にのるなかで、生活保護費を出し惜しみする市政を目の当たりに。「一方で、米軍には巨額の税金を使っている。日本の政治は本当におかしい」と怒りを表します。

 「『過渡的な情勢』のもとで、国民が日本の政治を前に進める自覚と力量を高めていく必然がある―。このことを実感する毎日です」



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