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2010年1月13日(水)「しんぶん赤旗」

米・医療保険改革

「選挙時のように大胆に」

大統領に労組が注文


 【ワシントン=西村央】オバマ大統領は11日、ホワイトハウスで労働組合代表者と会談し、医療保険改革で意見交換しました。

 会談内容についての公式な発表はありませんが、ワシントン・ポストなど米メディアによると、この日の会談には10人の労働組合リーダーが参加。上下院本会議でそれぞれ議決した法案を一本化する調整がすすむなか、下院法案にあった「公的保険の導入」が削除されるなどの内容について、労組側の懸念を緩和するのが目的です。会談ではそれに沿った協議が進められたもようです。

 大統領との会談に参加した米労働総同盟産別会議(AFL・CIO)のトラムカ議長は、これに先立ってナショナル・プレスクラブで講演し、最終法案と伝えられる内容について不満を表明。「大統領が選挙中に示したような大胆さと明瞭(めいりょう)さが今、必要だ」と注文をつけました。

 同議長はさらに、失業率が10%台の高率で続いているもとで、「危機に対して政治が機敏な対応をしていない」と述べ、改善を強く求めました。



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