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2010年1月10日(日)「しんぶん赤旗」

汚染物質規制強化へ

米環境保護局が提案


 【ワシントン=小林俊哉】米環境保護局は7日、大気汚染の原因物質の排出規制強化を提案しました。ブッシュ政権は大気中の汚染物質濃度の基準値を75ppbに定めましたが、これを60〜70ppbへと強めるものです。

 基準値を厳しくすることで、原因物質を排出する石油、火力産業や自動車産業などは対策を迫られます。同局は実施にかかる費用を190億〜900億ドルと推算。

 一方、規制の強化でぜんそくなどの関連疾病を減少させ、国民の医療費を140億〜1000億ドル節約できるとしています。

 米メディアによると、現在の基準値でも全米で300を超える自治体が違反状態。新基準では、違反の自治体が倍加するとみられます。違反地域には制裁として、高速道路関連補助金の削減などが実施されます。

 新基準値は、ブッシュ政権時代にすでに専門家によって提言されていた数値。ブッシュ政権は、産業界の反対を受けて、現在の75ppbというゆるい基準値の設定にとどめていました。

 今後、意見公募をへて、8月に新基準の導入について最終判断します。


 ppb 10億分の1を示す単位。窒素酸化物(NOX)やメタン(CH4)などごく微量の物質の濃度を表すのに用いられます。1ppbは、1立方メートルの空気中に0・001立方センチの物質が含まれていることを示しています。100万分の1を示すppmの1000分の1の単位。ppmは二酸化炭素(CO2)などの濃度を表すのに使われます。



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