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2009年12月9日(水)「しんぶん赤旗」

保育制度改悪を推進


 8日に閣議決定された「緊急経済対策」に「保育分野の制度・規制改革」が明記されました。

 盛り込まれたのは、「利用者と事業者の間の公的契約制度の導入」や「利用者補助方式への転換」、「(株式会社などの)更なる参入促進を図るべく、客観的基準による指定制度の導入」など。いずれも、旧自公政権の時代から厚生労働省の社会保障審議会部会で検討されてきた、保育制度改悪の内容そのものです。

 保育制度の「改革」について、「これまで大きな岩盤に突き当たり、停滞していた」などと、国民の世論と運動を敵視するかのような認識も表明しています。

 さらに、民主党が掲げてきた「幼保一体化」の検討も進めると強調。「主担当となる閣僚」を定めたうえで、新たな制度について2010年前半を目途に基本的な方向を固め、11年の通常国会までに「所要の法案を提出する」と、期限を切って推進する姿勢を示しています。



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