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2009年12月1日(火)「しんぶん赤旗」

横暴運営 民主は無反省

会期延長に反対 市田書記局長が会見


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(写真)記者会見する市田忠義書記局長=30日、国会内

 民主、社民、国民新の与党3党は臨時国会会期末となった30日の衆院本会議で、会期を12月4日まで4日間延長することを議決しました。日本共産党と公明党は反対、自民党は本会議を欠席しました。

 日本共産党の市田忠義書記局長は同日の記者会見で、国会延長に反対した理由を2点、説明しました。

 第一は、会期を延長せざるを得なくなった根本問題についてです。民主党は、中小企業金融円滑化法を衆院財務金融委員会で参考人質疑を行う前に採決日程を決め強行したのをはじめ、横暴な国会運営を繰り返しました。市田氏は「発端をつくったのは民主党の横暴な国会運営にある。それへの反省もなく、正すこともしないもとで会期延長をすることに、わが党は反対だ」と強調するとともに、「このことを口実に審議拒否を続けている自民党の態度も問題だ」と述べました。

 第二は、法案をていねいに審議して結論を出すという姿勢が民主党に見られないことです。市田氏は「法案に対して賛成、反対があったとしても審議をきちんと尽くすべきだ。いまの民主党政権にそういう姿勢が見られないし、『政治とカネ』の集中審議も拒否している」と述べました。

 市田氏は「成立した肝炎対策基本法に加え、(参院を通過した)原爆症認定集団訴訟の原告を救済するための基金法案など、各党一致する重要な人道上の問題などの措置はきちんとやるという立場であるとともに、同時に今回のような会期延長には反対する」と表明しました。



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