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2009年11月22日(日)「しんぶん赤旗」

子どもの虐待なくそう

失った命忘れないで

東京 市民ら800人がパレード


 増え続ける子どもへの虐待をなくすため子育て環境の整備や児童相談所・市区町村体制の強化を―と21日、市民、児童養護施設や自立援助ホーム職員ら800人が、東京・日比谷公会堂で集会を開き、銀座をパレードしました。NPO児童虐待防止全国ネットワーク(吉田恒雄理事長)が主催しました。


写真

(写真)子どもへの虐待なくせとパレードする人たち=21日、東京・銀座

オレンジリボンを胸に

 参加者は、オレンジのスカーフやリボンをつけ、「子どもの虐待防止に力をください」などのプラカードを掲げて、沿道の人々にアピールしました。娘(6)、息子(3)と一緒にパレードした男性(39)は、「虐待をうけていても、子どもは自分の意思を表せません。お互いの家族、家庭に目を配り合える関係を、社会でつくっていけたらと思います」と話しました。

 集会では虐待で亡くなった子どもたちの名前が読み上げられ、子どものとき虐待を受けた当事者の団体を運営する女性(23)が、「一人ひとり、命を失った子どもたちを忘れないでほしい」と訴えました。児童相談所や市区町村の体制強化、児童養護施設などの最低基準の改善を求めたアピールが読み上げられました。



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