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2009年11月11日(水)「しんぶん赤旗」

肝炎基本法 今国会で

患者団体請願集会「350万人の命救え」


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(写真)「肝炎対策基本法」制定を求める国会請願集会。右端は山口美智子薬害肝炎全国原告団代表、手前右から3人目が高橋ちづ子衆院議員=10日、衆院第2議員会館

 三つの肝炎患者団体などは10日、衆院第2議員会館で、「肝炎対策基本法」の制定を求める国会請願集会を開き、8万8655人分の署名を提出しました。100人余が参加。

 日本肝臓病患者団体協議会の代表幹事、山本宗男さんは「私どもは、悪夢のようなウイルスに感染し、毎年3万〜5万人が亡くなっている」と話し、与野党が準備している「基本法」案を広く国民に公開し、開会中の臨時国会で成立させるよう訴えました。

 薬害肝炎全国原告団の代表、山口美智子さんは「私たちの最終目標は、肝炎患者・感染者350万人の命を救うこと。先週、長妻厚労相と面談し、きょう(10日)、やっと鳩山首相と面談することになった。がんばりましょう」と訴えました。

 全国B型肝炎九州訴訟原告団の代表、谷口三枝子さんは「B型肝炎患者は入退院の繰り返し。私も20代の娘や30代の息子に母子感染させ、終わりのない闘病生活で、地獄の苦しみを味わっています」と涙で声を詰まらせ、基本法を一刻も早くと訴えました。集会には、日本共産党の小池晃参院議員(党政策委員長)や高橋ちづ子衆院議員のほか、民主、社民、自民、公明の国会議員が出席し、あいさつしました。

肝炎3団体代表 鳩山首相と面会

 薬害肝炎全国原告団など肝炎3団体の代表らが10日、鳩山由紀夫首相と面会し、ウイルス性肝炎患者への医療費助成を盛り込んだ肝炎対策基本法の今国会での成立を求めました。鳩山首相は「成立に全力を挙げたい」と応じ、医療費助成のための予算措置を講じる考えも示したといいます。団体側の参加者は約60人で、長妻昭厚生労働相も同席しました。



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