2009年11月8日(日)「しんぶん赤旗」
ホンジュラス 大統領の復帰
中南米諸国が要求
【メキシコ市=菅原啓】ホンジュラスのクーデターによって発生した不正常な事態を解決する合意(テグシガルパ・サンホセ合意)が、暫定政権側の態度によって危機にひんしているもとで、中南米諸国は6日、相次いでセラヤ大統領の復帰を要求する立場を表明しました。
ジャマイカで開催されていた中南米・カリブ海諸国の協力調整機構リオグループの外相会議は、ホンジュラス問題の特別決議を採択。決議は、同国の憲法体制や民主主義の再確立、リオグループとの関係修復にとって、セラヤ大統領の無条件復帰が「不可欠の要件」であると強調しました。
南米の12の独立国すべてが参加する南米諸国連合(UNASUR)は、議長国のエクアドルが代表して声明を発表し、セラヤ氏の早期復帰はテグシガルパ・サンホセ合意の中心的な要素だと指摘しました。
アルゼンチンのタイアナ外相は、ホンジュラスの暫定政権の動きについて「不法な政権側による引き延ばし策動の表れ」とのべ、暫定政権の一方的な行動は合意を踏みにじるものと批判しました。
ブラジルの外務省報道官も「ホンジュラス暫定政権の引き延ばし戦術を糾弾する」との立場を明らかにしました。

