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2009年10月22日(木)「しんぶん赤旗」

岩国にF35B戦闘機

爆音さらに 15年から配備計画


 米海兵隊岩国基地(山口県)に最新鋭のF35B次世代戦闘機16機の配備を2015年秋から始める計画が、このほど米海兵隊が公表した「2010米会計年度海兵航空計画」で分かりました。

 F35Bは、海兵隊のAV8B垂直離着陸攻撃機やFA18戦闘攻撃機の後継機です。ステルス性能を持ち、「世界で最も強力なターボファンエンジン」(米国防総省の説明資料)により超音速飛行、短距離離陸・垂直着陸が可能です。

 在日米軍再編計画に基づく空母艦載機部隊の移駐による岩国基地の機能強化をいっそう進め、爆音などの基地被害をさらに深刻にする危険があります。

 同「海兵航空計画」によると、海兵隊はF35Bの実戦配備を10年から開始。岩国基地では15年10月から既存の戦闘攻撃機部隊との交代を始め、16年9月に完了する計画です。

 同「海兵航空計画」では、米海兵隊普天間基地(沖縄県)に代わる新基地に最新鋭の垂直離着陸機MV22を配備する計画が明らかになっています(本紙20日付既報)。これに加えて、岩国基地から新基地へのF35B飛来の危険も生まれることになります。



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