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2009年10月16日(金)「しんぶん赤旗」

なくせじん肺全国キャラバン

すべての被害者救済を

東京で集結集会


 じん肺・アスベスト被害の根絶をめざし、全国各地で損害賠償請求訴訟をたたかう原告団、弁護団、支援者らによる「第20回なくせじん肺全国キャラバン」は15日、東京で加害企業に要請し、集結集会を開きました。300人が参加しました。

 同キャラバンは、1日に長崎県で行った出発式を皮切りに、全国で自治体や議会に被害根絶のための対策などを要請し、市民にアピールしてきました。

 集結集会で、高松市のリゾートソリューション社を相手にアスベストじん肺被害の賠償請求訴訟をたたかっている原告団は、同社が謝罪し和解金を支払うことで勝利和解したことを報告しました。

 全国トンネルじん肺根絶訴訟原告団の船山友衛団長は、被害者救済のための「トンネルじん肺基金」の創設で「たたかいの総仕上げをしたい」と表明。首都圏建設アスベスト訴訟原告団の宮島和男団長は、「あやまちを繰り返さないと国・企業に謝罪させることができれば、建設業者以外の被害者をも救える。絶対にこの裁判は負けられない」とのべました。

 参加者らは集会に先立ち、現在たたかわれている訴訟の被告企業である日鉄鉱業や三井金属鉱山に謝罪して和解に応じるよう要請。最高裁判所には公正な判決を要請しました。



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