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2009年10月9日(金)「しんぶん赤旗」

「私の働き分認めて」

所得税法56条廃止求める

業者婦人が決起集会


 「私たちは負けない。所得税法56条をなくし大増税をつぶして、この手に人権をつかもう」―台風の強風と大雨に負けず、各地から参加した業者婦人約1360人の熱気が東京・日比谷公会堂(東京都千代田区)にあふれました。


 所得税法56条廃止を求める意見書可決自治体が126となり、67万4000人の56条廃止請願署名を集めたなかで8日、開かれた第11回全国業者婦人決起集会(主催=民商婦人部・全商連婦人部協議会)。「私の人権、働き分を認めて」「所得税法56条廃止」などの横断幕やプラカードを手に、意見書可決自治体の民商代表が登壇すると、会場から大きな拍手が起きました。

 「うち(妻)が働いて給料が認められないことは、人権が認められないこと。みんなで声をあげなあかん」―南大阪ブロックの会員が56条問題をコントで演じると、会場は爆笑の渦に。宮城県の気仙沼本吉民商の会員は、厳しい経営のもと職人の給料を10年据え置いている苦しい心境をのべ、消費税増税反対の街頭宣伝を10年間、続けてきたことを発言しました。大石邦子全商連婦人部協議会会長が、「行動すれば要求は必ず実現する。56条廃止、消費税増税反対へ、力と心をあわせていこう」と主催者あいさつ。日本共産党の大門実紀史参院議員が来賓あいさつしたほか、仁比聡平参院議員が出席しました。

 埼玉県の熊谷民商の会員10人は、JRの運休に負けず、電車を乗り継ぎ4時間かけて集会に参加しました。初参加の女性は、「全国の仲間の発言に励まされました。熊谷市でも早く意見書を可決させたい」と話します。

 集会に先立ち参加者は、省庁交渉、議員要請、国会懇談会をしました。



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