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2009年10月5日(月)「しんぶん赤旗」

北朝鮮首相“非核化めざす”

中国首相と会談 多国間対話を肯定


 【北京=山田俊英】北朝鮮の金英逸(キムヨンイル)首相は4日、平壌を訪問した温家宝・中国首相と会談し、「朝鮮半島非核化の目標を放棄したことはない。多国間、2国間の対話を通じて目標を実現したい」と明言しました。中国国営中央テレビが伝えました。

 金首相は「朝鮮半島非核化の実現は金日成主席の遺訓だ」と語り、非核化は国家の重要な目標だとの立場を強調しました。

 温首相は60周年を迎える両国国交樹立記念式典のため訪朝。金首相との会談で、北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議から離脱を表明した同国に対話再開を呼びかけました。金首相の発言はこれにこたえたものです。


 6カ国協議 北朝鮮の核問題解決のために、北朝鮮、韓国、中国、日本、米国、ロシアの6カ国が2003年に開始。議長国は中国。05年9月19日の共同声明で北朝鮮の非核化、米朝・日朝国交正常化を明記しました。昨年12月に中断、今年4月に北朝鮮が離脱を表明しました。



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