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2009年9月29日(火)「しんぶん赤旗」

沖縄 “米軍”の畑侵入事件

全容解明を早く

赤嶺衆院議員が外務省などに


 沖縄県うるま市で今月23日、米軍とみられる大型車両が民間の耕作地に侵入し、100本以上のオクラが踏み荒らされた事件で、日本共産党の赤嶺政賢衆院議員と党沖縄県議団は28日、外務省沖縄事務所、沖縄防衛局を訪れ、全容の解明と再発防止を申し入れました。

 両者ともに「真相解明に努力したい」(樽井澄夫沖縄大使)、「事実関係の把握に努めるよう申し入れている」(真部朗局長)とするものの、米軍からの回答が得られ、真相が解明する時期については明言をさけました。

 沖縄防衛局への申し入れで、嘉陽宗儀県議団長は、「伊芸区(で発生した流弾事件)と同じやり方で、米軍の“逃げ得”を許すのか。主権国家としての役割を果たすべきだ」と主張しました。

 赤嶺衆院議員は、「米軍の回答を待つだけでは県民の立場にたったことにはならない」として、米軍に対して期限を区切った回答を求めるなど、一刻も早い全容解明を求めました。

 申し入れ書によると、米軍とみられる大型車両は、市道から畑に侵入。畑と隣接する原野にはタイヤの跡が数十メートルにわたって残っていました。現場は米海軍ホワイトビーチに隣接。事件当日、事前集積艦が寄港し、物資輸送車の往来もあったといいます。



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