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2009年9月26日(土)「しんぶん赤旗」

都議海外視察、継続へ

民・自・公が押し切る 共産党は反対


 東京都議会の議会運営委員会理事会は24日、都民から無駄遣いだと批判があがっている都議の海外視察について、「調査に支障のない範囲で経費の節減に努める」としただけで今期も継続することを民主、自民、公明が押し切りました。日本共産党は反対しました。

 都議会の海外視察は「大名旅行だ」との批判や日本共産党の提案を受け1997年〜2001年に中止したものの、01年に自民・公明・民主が会派ごとの視察形式に変えて復活させました。05年度以降の4年間には3党が計31人を派遣。全国の道府県議会平均の2倍以上に及ぶ1人あたり189万円を支出し、世界遺産のモン・サン・ミシェル(フランス)やイグアスの滝(ブラジル)などを視察したこと、自民・公明、民主党がそれぞれ調査報告書で他人の論文を盗用していた事実が日本共産党の調査で発覚し、大問題になりました。

 日本共産党都議団の吉田信夫幹事長は「経費削減の文言を入れるだけでこれまでの方式を継続することは、とうてい都民の理解は得られない」と批判しています。



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