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2009年8月30日(日)「しんぶん赤旗」

国民要求で政治動かす

建交労大会はじまる


 「結成10年の到達点を土台に、活(い)かそう憲法 なくそう貧困と格差、めざそう10万人建交労!」のスローガンを掲げて全日本建設交運一般労働組合(建交労)の定期大会が28日、新潟県湯沢町で始まりました。

 佐藤陵一委員長は、総選挙で自公政権を退場させれば、「戦後の政治史の新たな扉を開く」と強調。世論とたたかいが政治を動かす条件が飛躍的に拡大するもとで国民要求にこたえる新しい政治を実現するため、新政権に対する確固とした要求闘争をすすめようと呼びかけました。

 JR採用差別事件の政治解決や、じん肺根絶についても、新政権のもとで解決の政治的枠組みを確立させようと訴えました。

 運動方針を提案した赤羽数幸書記長は、雇用情勢悪化のもと、新たな公的就労制度の確立など雇用対策の抜本的対策をもとめることや、生活保護水準を上回る時給千円以上の地域最低賃金の実現などを強調。(1)失業者・高齢者(2)自治体関連(3)建設産業(4)トラック―の四つの業種別運動を通じ、低価格入札や一方的な運賃・単価切り下げを許さず、公契約条例を制定することなどを提起しました。

 討論では、「名古屋市の公立保育園の民営化に対し、正規や非正規、民間の保育士らが共同して反対運動をすすめ、1カ月で13万人の署名を集めた。非正規の問題が社会問題となるなか一般労組の大切さを実感している」(愛知の保育パート支部)など各地・各業種のたたかいが報告されました。



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