2009年8月8日(土)「しんぶん赤旗」
ヒスパニックの判事誕生
米最高裁
【ワシントン=小林俊哉】米上院は6日、オバマ大統領がソニア・ソトマイヨール連邦高裁判事(55)を連邦最高裁判事に指名した人事を賛成68、反対31で承認しました。ヒスパニック(中南米系)の最高裁判事は初。女性の最高裁判事としては3人目となります。
オバマ大統領は同日、同氏の承認に関して、「上院はまた一つ、障害を打ち破り、われわれを、より完全な国に向け、一歩前進させた」と評価しました。
銃規制や妊娠中絶、同性婚といった米社会を二分する問題で大きな影響力を持つ連邦最高裁は9人の判事で構成されます。現在、ソトマイヨール氏を含む“リベラル”派が4人、保守派が4人、中道が1人とされ、勢力関係に変更はありません。
ソトマイヨール氏は、プエルトリコからの移民を両親に持ちます。1992年にニューヨーク連邦地裁判事に就任し、98年から連邦高裁判事。6月に退任したスーター前判事の後任として、オバマ大統領が指名しました。任期は終身です。
米国では、ヒスパニック系の人口が黒人を上回り、最大のマイノリティーになったとも指摘されます。今回の人事承認にも、米国の社会構成の変化が反映されています。

