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2009年8月7日(金)「しんぶん赤旗」

保育参入の議論本格化

社保審保育第2専門委が初会合


 社会保障審議会(厚生労働相の諮問機関)の少子化対策特別部会(大日向雅美部会長)の下に設けられた保育第2専門委員会が6日、初会合を開きました。

 直接契約や指定事業者制度を柱にすえた「新たな保育の仕組み」を2013年度にスタートさせることを目指し、制度の詳細設計の本格的論議に着手するために設置されたものです。

 前日に初会合を開いた第1専門委員会が「保育の提供の仕組み」を主に議論するのに対し、第2専門委は「参入の仕組み」を主に議論します。第2専門委は岩渕勝好・東北福祉大教授など特別部会の委員5人を含め、保育団体の代表や自治体、企業の関係者ら14人で構成されています。同日の会合では、委員長に岩渕氏、委員長代理に山縣文治・大阪市立大教授が選任されました。

 「制度改革には現場から疑問や不安が噴出している。慎重かつ丁寧な審議を」との意見と、「少子化対策は早急にやらなければ手遅れとなる。13年度といわず前倒しを」との意見が交錯するなか、岩渕委員長は「政局の影響も懸念されるが、場外の雑音に惑わされず、新たな仕組みを可及的速やかに構築したい」と述べました。



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