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2009年7月20日(月)「しんぶん赤旗」

ゆうPRESS

ピースエクスプレス

山梨発⇒原水爆禁止世界大会ゆき

まもなく発車!


 8月3〜9日、原水爆禁止世界大会が長崎を中心に開かれます。山梨県の青年・学生でつくるピースエクスプレス(PX)実行委員会は、世界大会に参加する4泊5日のバスツアーを準備中です。いま、ツアーに向けて、広島・長崎に届ける折り鶴を呼びかける宣伝に取り組んでいます。200人のメッセージを集めて「核兵器ZERO」の横断幕をつくることも目標です。県内三つの大学では、毎週宣伝が行われ、ツアー参加者も広がっています。(染矢ゆう子)


鶴折りながら平和トーク

都留文科大学

地図

 13日のお昼休み。模造紙で作った大きな折り鶴を長机に置き、「ヒロシマ&ナガサキに持っていきます。折り鶴折りませんか?」と書かれた紙を張って準備は完了です。チラシを配りながら「長崎に行くツアーです。鶴を折っていってください」と呼びかけます。

 次々と学生が足をとめ、四つ用意したいすはいっぱいに。「鶴を折りながら平和の話ができるのがいい」とPX実行委員の義孝さん(3年)。1年生の女子学生7人組は、鶴を折りながら、修学旅行で長崎に行ったことを振り返りました。「爆風で倒れた鳥居の足が今もそのままで、原爆の残がい、傷あとがまだ残っていると感じた」と話し、「ずっと平和でみんなで笑っていたい!!」「『平和の国』って呼ばれるような日本になろう」とメッセージを書きました。

 1人1羽ずつ。1時間の宣伝で約150羽が集まりました。これまでに約700羽集まっています。「じゃんじゃん集まります。長崎に行けない人の思いも折り鶴に込めて持っていきたい」と実行委員の美幸さん(3年)。折ってくれた人に「友だちにもお願いしてみて。心の中にはみんな平和の願いがあるから」と折り紙を渡します。

 実行委員会では、世界大会へのツアー参加も呼びかけています。バスツアーは、昨年に続き2回目。大会に参加するほか、とうろう流しや平和公園を散策する独自企画もあります。

 ある日の宣伝で、義孝さんからチラシを受け取った広島出身の男子学生(3年)は、「長崎の人たちの思いも聞いてみたい」とツアー参加を申し込みました。その学生から誘われた男子学生(4年)も参加を予定。美幸さんの友人(3年)からも学内に張られたチラシを見て、連絡があり、「被爆者の話を聞いた経験がないので聞いてみたい」とツアーに参加することになりました。

世界に核兵器2万4000発?

山梨大学

 10日の正午、山梨大学では、学生食堂前のベンチに手作りの看板と被爆写真を出しました。宣伝は5回目。さっそく看護学科の仁美さん(1年)が28羽の鶴を持ってきました。「友だちが折っていたのを見て、先週大量に折り紙を持って帰ったんです」と笑います。

 医学部の男子学生2人組は、看板を見てベンチに座り、鶴を折ります。「小学校のとき、図書館で『はだしのゲン』を読みました。核兵器はなくさなあかん」と博史さん(1年)。世界に24000発の核兵器があることを伝えると「そんなにあるんだ」と驚きました。「アメリカのオバマ大統領が核のない世界を呼びかけ、サミット(主要国首脳会議)でも合意された。いま核兵器をなくすチャンスなんだ」と実行委員が訴えるとうなずいて、「なくそう核」とメッセージを書きました。

 「友だちに頼まれてきました」とやってきた女子学生は、31羽の折り鶴をもってきました。来るのは4回目。「長崎には行けないから、何か貢献できることがあれば」と話し、この日も折り紙を持ち帰りました。

 11人の協力で131羽の鶴が集まりました。県全体では、千羽を超えました。

 PX実行委員長の遼太さん(4年)は、「平和のことを考える場所をつくって、核兵器はなくせるってことを学生に伝えたい」と元気いっぱいです。(学生は仮名)

学食に友人次々「予想外」

山梨英和大学

 山梨英和大でも9日から学生食堂で宣伝しています。看板を2枚立てかけ、鶴を折っていると、実行委員の文雄さん(4年)の友人が足をとめ、次々と協力者が広がりました。その場で折る人、自分の食べている所で折って持ってきてくれる人、食堂の職員も参加し、62羽が集まりました。

 文雄さんは「予想外に人がきました」と興奮気味に話します。夏休みに入るまで、毎週宣伝するつもりです。


 21万羽おりづるプロジェクト 広島・長崎の原爆死没者21万人分(1945年末まで)の折り鶴を、世界大会の関連行事として開かれる「核兵器なくそう・世界青年のつどい」に持ちよろうと同準備委員会が呼びかけています。


お悩みHunter

借家の敷金返してもらえない

  東京都在住の会社員です。2年間住んだ賃貸アパートを引っ越すことになりました。入居時に敷金(家賃2カ月分)16万円を支払いました。退去時には、部屋の原状回復の費用を差し引いて返金するとの口約束でした。ところが、きれいに使ったのに、原状回復に全額を使うと言われました。(31歳、男性)

「ガイドライン」見せ交渉して

  明け渡しの際の「原状回復」とは、入居時の状態に戻すということではなく、借り主の不注意や用法違反などにより生じた損耗やキズなどを復旧することをいいます。

 ですから、通常の使い方をして年月の経過により畳や建具が古くなった場合など、自然の劣化や通常の消耗についての修繕費は「原状回復」のための費用には含まれません。

 当然、敷金から差し引かれる債務に当たりません。

 あなたの場合、部屋をきれいに使用していて、通常の使用に伴う損耗以上のものがないのであれば、家主の言うように、敷金全額を修繕費に使うのは不当だといえます。

 あなたのお住まいの東京都では、2004年10月に、賃貸住宅紛争防止条例が施行されています。

 この条例は、賃貸住宅の退去時の原状回復や入居中の修繕をめぐるトラブルを防止するためにつくられました。

 東京都はこの条例に基づいて、原状回復についての基本的な考え方などをわかりやすく解説した「ガイドライン」を作成しています。

 ガイドラインは、東京都の都市整備局のホームページ(http://www.toshiseibi.metro.tokyo.jp)から入手することができます。

 このガイドラインを家主に示して、敷金を返還してほしいと交渉してみてはどうでしょうか。

 もし、話し合いができないようであれば、消費者生活総合センターや行政相談窓口、弁護士などに相談してください。


弁護士 岸 松江さん

 東京弁護士会所属、東京法律事務所勤務。日本弁護士連合会両性の平等に関する委員会委員。好きな言葉は「真実の力」。


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