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2009年7月5日(日)「しんぶん赤旗」

暮らし守り筋通す党

BSフジ番組で笠井氏


 日本共産党の笠井亮衆院議員は3日夜、BSフジテレビの生放送番組「プライムニュース」に出演し、各党代表と、同日告示された東京都議選やその後の解散・総選挙をテーマに討論しました。

 番組では、石原都政のもとで都民の税金が注ぎ込まれ、多額の赤字を出している新銀行東京や、移転先の土壌から有害物質が大量検出されている築地市場移転問題などについて討論。自民、民主からは、「新銀行は撤退すべき」(民主党の鈴木寛参院議員)「(築地市場移転は)安全が100%担保されないならだめだ」(自民党の平沢勝栄衆院議員)と、自ら賛成・推進してきたことに反省がない発言が相次ぎました。

 笠井氏は、日本共産党が新銀行東京や築地市場移転計画に当初から一貫して反対していることを述べ、「新銀行の撤退、移転計画の中止と、きちんとけじめをつけるべきだ。都議選は自公民『オール与党』対日本共産党の構図だ」と主張しました。

 笠井氏は、日本共産党が都議選の公約として、1メートル1億円以上かかる東京外郭環状道路づくりなどのムダづかいなどをやめさせて財源をつくり、75歳以上の医療費無料化、認可保育所の増設などを掲げていることを紹介。「現有の13議席から議席増で都政を変える力として役割を果たす」と強調しました。

 テーマは、都議選後の解散・総選挙に移り、小林泰一郎フジテレビ解説委員は「自民、民主とも、国民の生活に密着したもの(政策)を出してくれれば国民は判断できるが、それを出していない」と苦言を呈しました。

 笠井氏は総選挙に向けて、「くらしを守り、筋を通すのはどの政党なのかを問いたい。消費税に財源を頼るのか頼らないのか、財界にモノを言えるのかモノを言われるのか、企業・団体献金に頼るのか断るのかといった、ものさしで選んでいただきたい」と語りました。



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