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2009年7月5日(日)「しんぶん赤旗」

自民に不満 民主に不安

希望は共産党だ

TBS番組 小池氏主張


 日本共産党の小池晃政策委員長は4日、TBS系「サタデーずばッと」に出演し、各党出席者と「政治とカネ」や内閣支持率続落などの問題について議論しました。

 故人や献金の意思のない人の名義による虚偽献金問題が問われている鳩山由紀夫民主党代表は「説明責任を果たしていない」とする世論が80%(「読売」調査)に達したことで、与党議員が「鳩山氏も小沢(一郎・前)代表も説明不足、あんまり変わらない」(公明・高木陽介衆院議員)、「説明責任を果たすよう党内でも突き上げてほしい」(自民・世耕弘成参院議員)などと追及。民主党の長妻昭衆院議員が「(鳩山氏は)弁護士を交えて説明している」と言い訳し、閣僚の疑惑で与党の対応を批判するなど、非難の応酬が始まりました。

 小池氏は、鳩山氏の問題だけでなく、二階俊博経産相の西松建設違法献金疑惑や与謝野馨財務相の商品先物取引会社の迂回(うかい)献金疑惑のいずれも「まったく説明不足だ」と発言。「鳩山氏は、(秘書が)個人献金を多く見せかけるためにやったといっていたが、鳩山氏の個人献金はダントツに多く、その説明は成り立たない。1口5万円以上の個人献金の7割近くが虚偽であり、5万円未満の名前の出ない献金にも疑念がわく」と強調しました。さらに、「与謝野氏も通産相のときに(先物取引の)規制緩和をやった。職務権限があった」と述べ、いずれも徹底した解明が必要だと指摘しました。

 小池氏が「(世論調査結果にも)自民には不満、民主には不安というのがはっきり出ている。希望は共産党だ」と述べると、スタジオは大いに沸きました。

 司会のみのもんた氏は、今年各党に配分される政党助成金総額が319億円に上ると紹介。「これだけの助成金を国民が負担しているのに、『政治とカネ』の問題が出ている。共産党のように(助成金は)いらないといってほしい」と発言。小池氏は「助成金をなくせば母子加算はすぐ復活できる」と述べました。

 番組では、内閣支持率が19・7%(「読売」)へと続落したことも話題になりました。小池氏は「都議選の最中は総選挙をやりたくないとか、自民党内で自分たちが選んだ総理を降ろすとの声がでてくる党利党略ぶりに、国民の方を見ていないという怒りが表れた」との見方を示しました。

 橋下徹大阪府知事や東国原英夫宮崎県知事の「発信力」に期待する各党議員に、小池氏は「党や総理に発信力がないからと人気の知事に頼ろうというのは、“貧すれば鈍する”で情けない」と述べました。



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