2009年5月22日(金)「しんぶん赤旗」

28日に民主議員が陳述

憲法審査会規程めぐり 自公民が決定

衆院議運委理


 自民、公明の与党と民主党は二十一日の衆院議院運営委員会理事会で、憲法審査会規程の制定をめぐって二十八日に前衆院憲法調査会長代理の枝野幸男議員(民主)を参考人として意見聴取することを決めました。

 日本共産党の佐々木憲昭議員は「これまでも野党の反対を無視して委員長の職権で進めてきた。なんの反省もなく、それを前提として、このような形ですすめることには反対だ」と批判しました。小坂憲次委員長は「その意見は十分聞かせていただいたが、やらせていただく」と述べました。

 民主党はこの間、「改憲手続き法強行(二〇〇七年五月)について与党の側からの一定のけじめが必要」などとして、同規程の制定を正式の議題とすることに反対し、民主側の意見陳述にも応じない姿勢を示してきました。

 一転、承諾したことについて民主党の国対幹部は、「与党が非常に強硬で、このまま一方的に規程議決を強行されるのも問題がある。一方的だったとはいえ、自民党の中山太郎議員(前衆院憲法調査特別委員長)も意見陳述しており、民主党の意見も表明しておくことにした。もともと何が何でも反対ではない」と述べました。



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