2009年5月22日(金)「しんぶん赤旗」

新型インフル

病院ぎりぎり

神戸 瀬戸・味口氏が調査


 日本共産党の瀬戸恵子衆院近畿比例予定候補と味口としゆき同兵庫1区予定候補は十九、二十一の両日、新型インフルエンザの感染が広がるなか、神戸市内の民間病院・診療所の実態を調査しました。

 神戸市医師会は、新型インフルエンザ感染者も含め発熱患者を診療することを決めています。これを受けて、中央区にある内科診療所の医師は「インフルエンザのA型、B型判定のキットやマスク、タミフル、リレンザといった薬剤が全く足りない。国がメーカーを指導するなどして、神戸で充足するようにしないと対応できない」「市民の命を守るため、従来型でなく超法規的な措置をとってほしい」と訴えました。

 ある民間病院の職員は厳しい体制のもとで、日ごと増え続ける受診者の対応に追われていること、さらに小児科がないために子どもを診てほしいという要望に応えられない現状をのべました。

 別の民間病院では「診療報酬が下げられ、病院経営はぎりぎりの状況。患者さんの命を守るため、すぐに対応できるよう診療報酬を上げるべきだ」との要望が出されました。

 両候補は「すでに、まん延期と言っていい段階まで感染が広がっている。日々変わる状況をつかみ、国県市へ要望を伝え、一つひとつ解決していきたい」と述べています。



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