2009年5月18日(月)「しんぶん赤旗」

憲法審査会の始動容認

鳩山民主代表「議論は結構」


 民主党の鳩山由紀夫代表は、十七日のNHK番組で、改憲手続き法(国民投票法)にもとづき衆参両院に設置されている憲法審査会について、「議論は始めて結構だ」として、憲法審査会を始動させ、議論の開始を容認する考えを表明しました。

 改憲原案の審査権限をもつ憲法審査会は、二〇〇七年の参院選で改憲を公約した自民党が大敗したことで、これまで始動できずにきました。自民、公明両党は今国会での始動をめざしており、その中で鳩山氏が容認する考えを示したのは重大です。

 鳩山氏は憲法について「時代に沿って変えなければいけないものが五十年、六十年変わっていない。ここに最大の問題がある」と発言。「憲法審査会のスタートに民主党は反対しているが」との問いに「議論は始めても結構だと思います。ただ、経済がこういう状況下で憲法(の議論)を真剣にできるのか。そういう余裕がいまの政権にはないのではないか。(民主党は)そう思っているから国会対策のなかで憲法審査会の議論がされていないということだ」と述べました。



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