2009年4月23日(木)「しんぶん赤旗」

衆院議運委

改憲への審査会規程案

趣旨説明きょう強行


 衆院議院運営委員会の小坂憲次委員長は二十二日の理事会で、憲法改定原案の審査権限をもつ憲法審査会の規程案を二十三日の同委員会で正式に提案し、その趣旨説明を強行することを職権で決めました。野党各党は規程案を議題とすること自体に反対しましたが、小坂委員長は各党が意見表明を行うことも決めました。

 理事会で日本共産党の佐々木憲昭議員は、改憲手続き法(国民投票法)が強行採決で成立させられたことを批判。「これを反省もせず、強行することに反対だ。いま国民が望んでいるのは暮らしや経済の回復であって、憲法改定を望んでいるわけではない」と述べました。

 民主党は「規程がないことは遺憾に思う」「どこかでつくろうという認識はある」としつつも、「国民投票法の不正常な成立の経緯から、なんらかの仕切り直しが必要だ」と発言しました。

 一方、自民党側は「参院では円満採決だった」として、委員長の職権による強行を支持。小坂委員長は、各党の意見は委員会で聞きたいとして、二十三日の趣旨説明強行の態度を崩しませんでした。



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