2009年4月19日(日)「しんぶん赤旗」

美ら海守る 決意新た

沖縄・辺野古 新基地反対 住民ら集会


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(写真)新基地建設を阻止するまで頑張ろうとシュプレヒコールする集会参加者。右から2人目は赤嶺政賢衆院議員=18日、名護市・辺野古の浜

 日米両政府が合意したV字形滑走路の米軍新基地建設(沖縄県名護市)に反対し、地元住民が座り込みを開始してから五周年を迎えた十八日、同市辺野古の浜で新基地建設阻止集会(主催・ヘリ基地反対協議会)が開かれました。県内各地から二百人以上が参加。参加者は建設予定地の米軍キャンプ・シュワブに向かってこぶしを振り上げ、新基地建設を許さない決意を新たにしていました。

 集会でヘリ基地反対協の安次富浩代表委員は、公告縦覧中の新基地建設にかかる環境影響評価(アセスメント)準備書について「何が何でも二〇一四年までに基地をつくるという政府の狙いが見え透いている」と批判。衆院で強行可決された新基地建設もパッケージされているグアム「移転」協定を、「参院で徹底審議し、否決させるたたかいを広げていこう」と呼びかけました。

 沖縄県統一連、平和市民連絡会、平和運動センターの三団体の各代表が決意表明。県統一連の新垣繁信代表幹事はアセス準備書について「徹頭徹尾、新基地を合理化する作文であり、美(ちゅ)ら海を死の海に変える計画だ」と糾弾し、「この怒りを準備書の五千四百ページを超える住民意見書で政府にぶつけていこう」と訴えました。

 日本共産党から赤嶺政賢衆院議員、玉城ノブ子党県議団副団長らが参加しました。

 新基地反対の座り込み日数は十九日で千八百二十七日目をむかえます。防衛省は二十二日から二十四日にかけて、県に提出したアセス準備書の住民説明会を名護市と宜野座村で三回、実施します。



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